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令和4年 レフリー研修(御所実業高校) 実施報告

令和4年 レフリー研修(御所実業高校) 実施報告

今年度から、外部団体から協賛を頂き実施しております「レフリー育成事業」における、県外での若手レフリー育成、研修事業において、今回、名桜大学の2年生、山川然大さんが、奈良県の御所実業高校で研修を積んできました。

山川さんから、報告書が届いていますので、報告したいと思います。

「レフリー研修(御所実業高校)報告書」

令和4年10月13日(金) 沖縄県レフリー委員:山川然大

実施日:9月23~25日(金~日)

場所:奈良県立御所実業高等学校

「実施内容」

今回、レフリング向上の為、全国でも強豪校の御所実業高等学校が開催している強化合宿に参加し、そこで数多くの試合を担当させて頂きました。

参加高校は、主催校である御所実業をはじめとし東海大仰星、尾道、京都成章、大阪朝鮮高校など、数多くの強豪校が参加しておりレベルの高い試合を、数多く担当させて頂くことが出来きました。

初日の23日は、より良いポジショニングの確保と自信のある判定を行うという2つのことを課題とし、レフリングに取り組みました。

しかし、展開の速い試合が多く自分の考えるポジショニングや、ラックやモールでのポジショニングがうまく行えませんでした。

また、自信のあるレフリングに関してもポジショニングが悪くプレーを近くで見ることが出来なかったことや、選手やチームサイドのアピールにより、自信をもってレフリングを行えず、初日の課題は達成することができませんでした。

しかし、1試合通して選手のスピードに遅れることは無く、「スピード」と「体力」は自分の強みであると再認識することが出来ました。

2日目の課題は、前日のポジショニングと自信のあるレフリングを継続課題とし、追加でモールでの確認事項を習得するという課題を設定しました。

2日目は、前日に比べ環境に慣れたこともあり自信をもってレフリングを行うことができました。また、ポジショニングに関してもスローテンポの試合では、自分の納得するポジショニングを取ることができました。

しかし、テンポが速くなるとポジショニングをうまく取ることができませんでした。

そして、モールのレフリングについては、モールだけの合同練習に参加させて貰い、モールを行う時の確認事項や、どのようなことに気を付けてレフリングをすれば良いのかを学ぶことができました。

御所実業はモールに非常に力を入れていることもあり、モールの細かい技術を教えて貰い非常に勉強になりました。

そして、3日目は今までの課題であったことや学んだことの総括として3試合を担当しレフリー研修を修了しました。

そして、今後の課題としては速いテンポや各場面にあったポジショニングの模索、レフリングの際プリベント、ジェスチャーの徹底、スクラム、モールなどのセットプレーでもレフリングの更なる研究の3つの課題であると認識することができきました。

そして今後は、これらの課題を克服し、更なるステップアップを行うため努力していきたいと感じたレフリー研修でした。

今回、このような機会をつくって頂いた、御所実業高校のスタッフの皆さま、また、日頃よりご支援頂いているすべての方々へ感謝申し上げます。

今後、個人のスキルアップはもちろんですが、沖縄県ラグビーがより発展していけるよう尽力致します。

今後とも、ご理解ご協力の程申し上げます。