中学

【JRFU】ジュニアラグビー行動の指針

日本ラグビーフットボール協会より「U-15 ジュニアラグビー行動の指針」が発信されました。

ジュニアラグビー行動の指針について
U-15 ジュニアラグビー競技ガイド
JRFUジュニアラグビー行動の指針

ー以下抜粋ー
「U-15 ジュニアラグビー行動の指針」
~WR ラグビー憲章・競技規則とその精神を遵守しましょう~
1.“プレーヤーズセンタード”を心がけ
中学生選手を中心に楽しい時間を過ごしましょう
2.成長過程の中学生は育成段階です
長期目線で考え、安全第一に行動しましょう
3.選手本人の目的と気持ちを優先
指導者や保護者の方々は中学生のサポート役に徹しましょう
4.自チームの仲間を思いやる心 ルールを重視し
試合では全力を尽しましょう
5.試合から学び 相手を敬う心を大切にして
仲間との交流をベースにしましょう
6.勝利は結果に過ぎません
強いチームや勝てるチーム作りのみを優先することは控えましょう
7.中学生は義務教育課程です
時間的・経済的に無理なくバランスの良い活動を心がけましょう
8.関係者全員が多様性を尊重し
差別やハラスメント、誹謗中傷を巌に慎みましょう

【U-15 ジュニアラグビー競技ガイド】
第五部「ジュニアラグビー関係者の方へ」
8.ジュニアラグビーの行動ガイドライン
「関係者の方々へのお願い~楽しい中学生のラグビーライフを創ろう~」
(3)ジュニアラグビーの行動ガイドライン
ジュニアラグビーの関係者の方々は以下の行動ガイドラインを認識していただき、
普段から充分に注意して行動して下さい。下は各項目でそれぞれの関係者の方々へ
…として記載していますが、ジュニアラグビー関係者すべてに当てはまる事項です
ので充分にご認識いただきたくお願いいたします。

A.大前提は“プレーヤーズセンタード”です
・選手を中心に考えてください。
・みんなでラグビー競技を楽しみましょう。
・ラグビー精神を学んで下さい。
・安全第一、無理は禁物です。
・選手はラグビーだけが全てではないのです。
・義務教育課程の中学生だということを認識しましょう。
・多種多様な運動・スポーツや習い事などを経験させてください。
・多様な目的・志向・嗜好を許容できる心を持ってください。
・保護者の方々も一緒に楽しんでください。
・選手の目的と気持ちを優先させましょう。
・人生 100 年時代、中学 3 年間は一瞬の時、長期的な目線で接しましょう。
・怪我や病気時はゆっくり静養 治療に専念 将来の障害につなげない配慮して
ください。
・他者への差別や誹謗中傷、自身の優位を誇張しないよう注意してください。

B.ジュニアラグビーの関係者の方々へのお願い
①プレーヤー・中学生選手へ…
・多種多様な運動・スポーツ等を経験しましょう。
・ラグビー精神を学びましょう。
・ラグビー競技をエンジョイし、楽しい時間を過ごしましょう。
・自チームの仲間を思いやる心、公平な心で、ルールの中で全力を尽くすそれが
相手に対する敬意です。
・試合から学び、多くの仲間との知り合い、交流しましょう。
・勝利は結果、その事実を自身で見つめ、次につなげよう。
・続けること、長続きしないことがあります 結果で決めつけないで…
②主に保護者の方々へ…
・お子さん本位に考えて、応援しましょう。
・お子さんの発育・発達は人それぞれ違います。あせらないでください。
・お子さんのチカラを信じてほめましょう。あなたの遺伝子を持っているのです。
・お子さんと同じ時を一緒に楽しんで下さい。
・高過ぎる理想をお子さんに求め過ぎないよう気を付けましょう。
・ラグビーだけがすべてではありません。人の価値は多種多様であることはご存知の通りです。
③指導者(含むチームマネジメント)の方々へ…
・中学生が楽しむことを最大の目的にしてください。
・指導者は選手の鏡です 自身の行動や言動は選手に反映される事に注意しましょう。
・ご自身や自チームを優先することは簡単です。自ら公平性を放棄しないよう、他チームや他チームの指導者を尊重(ラグビー精神の原点)してください。
・試合だけでなく、組織やチーム作りから、相手や近隣チームの仲間を含めてOne for All の精神と行動を遵守しましょう。
・自チームの利益を優先しすぎないで、競技規則と同様にルールのなかで公平性を欠如することのないよう注意して下さい。
・能力の高い選手を優先することのないよう、思春期の選手の心の傷をつけないように配慮することが有能な指導者です。
・選手とは対等です、生まれた時や役割が違うだけで人間の優劣には繋がりません。
・差別やハラスメントが起きないよう注意し、自らを律して行動してください。
・選手や保護者の方々と同じ時を楽しむ余裕をもってください。
・安全確保が最優先、選手の健康状態の確認を怠らないよう無理は禁物です。
・保護者の方との信頼関係の構築は最も大切ですが、時には、適度な距離が必要な場合もあります。
・公平な選手起用と充分な説明ができるコミュニケーションスキルを身につけましょう。
・選手の目的は多種多様です。中学生の個々の目的に沿った指導とチーム作りをこころがけましょう。
・選手の自主性を重視し、選手を肯定してください。
・選手が持つ能力(顕在、潜在)を見つけ、育てる努力が必要です。 伸びるタイミングは選手につかませ、支援してください。
・選手が怪我や病気でり患した時は、まずは治療を優先し、無理は禁物です。
・能力の優劣だけを鮮明にして選手を評価するのは禁物です。運動能力だけで人の価値が決まるわけではありません。
・成長期の心身を持つ選手の身体的リスクに最大の配慮をしてください。
・指導者も試合から学び、多くの仲間と知り合い、交流する心をもってください。
・強いチームや勝てるチーム作りのみを優先するのは禁物です。勝利は結果、その事実を関係者全員で見つめ、次につなげてください。
・選手は義務教育課程の中学生です。時間的、経済的に合理的な活動を心がけて下さい。
④ ジュニア部門の協会関係者(レフリーも同様に)の方々へ…
・選手・保護者・指導者(マネジメント)の方々の思いを理解し、適切に支援しましょう。
・自ら黒子に徹して、自身の役割を演じましょう。
・権威はいりません 常に謙虚に、公平に対応しましょう。
・そして楽しい時を演出しましょう。但し、時には毅然とした態度でゆったりとやさしく対応してください。